
中古マンション価格に動きあり、新築は価格調整・住宅着工は増加
2026年10月10日 00:00
中古マンション価格に動きあり、新築は価格調整・住宅着工は増加——今日の不動産ニュース3選
2026年10月9日

要約
● 東京都区部の中古マンション成約㎡単価が、76カ月ぶりに前年比でマイナスとなりました。
● 首都圏の新築マンション坪単価は第2四半期に4.1%下落しましたが、建築コストは依然高水準です。
● 2026年8月の新設住宅着工戸数は、持家・貸家・分譲すべてで増加し、前年比6.1%増となりました。
目次
1. 中古マンション成約価格、76カ月ぶりに前年比マイナスへ
2. 首都圏新築マンション坪単価、4.1%下落——建築コストは高水準続く
詳細内容
1. 中古マンション成約価格、76カ月ぶりに前年比マイナスへ
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)の集計によると、2026年8月の東京都区部における中古マンションの成約㎡単価は132.69万円となり、前年同月比0.3%下落しました。これは2020年4月以来、76カ月ぶりの前年比マイナスです。同月の成約件数も1,265件と、前年同月比20.6%減となりました。
東京カンテイの集計でも同様の傾向が見られ、東京都全体の70㎡換算価格は1億1,274万円(前月比0.2%下落)と28カ月ぶりに下落し、東京23区は1億2,677万円(前月比0.4%下落、3カ月連続の下落)となっています。一方で在庫件数は2万8,082件(前年同月比21.3%増)に達しており、成約件数の減少と在庫の増加を背景に、都心・高価格帯を中心に売出価格を見直す動きも出てきているようです。
2. 首都圏新築マンション坪単価、4.1%下落——建築コストは高水準続く
東京カンテイの調査によると、首都圏の新築マンションの坪単価は、2026年第1四半期の502.1万円から第2四半期には481.3万円へと4.1%下落しました。
一方で、建設現場では資材費・人件費の高騰に加えてエネルギー価格の変動が建材製造や輸送コストに影響し、建築原価は依然として高水準にあります。このため分譲各社は全面的な値下げではなく、専有面積の圧縮や郊外への供給シフト、供給戸数の調整によって1戸あたりの総額を抑える動きをとっているとのことです。
3. 2026年8月の新設住宅着工戸数、前年比6.1%増
国土交通省が2026年9月30日に発表した「建築着工統計調査報告(令和8年8月分)」によると、2026年8月の新設住宅着工戸数は、持家・貸家・分譲住宅のいずれも増加したことにより、前年同月比6.1%増となりました。
一方、季節調整済みの年率換算値では前月比2.7%減となっています。また、民間非居住建築物については事務所が増加したものの、店舗・工場・倉庫の減少により全体では前年比で減少しました。
まとめ:市場の変化を見極め、賢い住まい選びを
今回ご紹介した3つのニュースから見えてくるのは、中古マンション市場がこれまでの上昇一辺倒から落ち着きを見せ始めている一方、新築マンションは建築コストの高さから値下げしづらい状況が続いているということです。そして、住宅着工戸数は前年を上回るペースで増加しており、市場全体として大きな停滞感はないともいえそうです。
住まい選びは「買い時」や「売り時」のタイミングが重要です。価格動向や市場環境は日々変化していますので、ご自身の状況に合った判断をするためにも、まずは専門家にご相談いただくことをおすすめします。音羽トレンディでは、売買・賃貸・管理まで幅広くサポートしておりますので、お気軽にご相談ください。
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情報源
● 東京の中古マンション価格が下落しているのは本当か?(note / 澤田コンサルティング事務所, 2026年10月1日)
● マンションの価格高騰はいつまで続くのか(THE GOLD ONLINE, 2026年10月8日)
● 建築着工統計調査報告(令和8年8月分)(国土交通省, 2026年9月30日発表)
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